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『営業パーソン読本』

―その職業倫理と人材育成
【はじめに】

少し、大風呂敷の記述を許していただきたい。

2010年の新年は、前年の正月ほどではないものの、雇用情勢は一向に改善されることなく幕を明けた。派遣法の改正がささやかれ、製造業への派遣が禁止されるなどの改善策が採用されるようだが、失業率は5%前後の高い数値を続け、地方では有効求人倍率が0.2ポイントしかない県もあるという。

つい最近までの日本では、雇用の受け皿として建築・土木業が大きな位置を占めていた。すなわち、公共工事が雇用の受け皿となり、多くの労働者の生活を支えていたと言ってよい。

しかし、昨年発足した民主党政権は、ダム建設などの公共工事の削減に政策を転換させ、財政の逼迫もあり、公共工事が雇用の受け皿にはなり得ない情勢となっている。もちろんそこには、民主党が衆議院選挙で勝利したことからも分かるように、その政策の中に優位性があったわけだが、一方でここからは雇用情勢の改善策は見込まれていない。雇用の改善は日本だけでなく、世界の先進国に共通する政策課題だが、少なくても日本の現状は、成果を示すまでには至っていない。

私は、50歳まで時計の業界新聞の担当者として、記事を書いたり、制作をしたりするだけでなく、営業も担当してきた。編集記者に携わることを望んでいたのであるが、一方で若いときから「営業」という仕事を好んでおり、興味を持っていた。

そんな私が営業に携わっていたころは、その職種は、必ずしもきれいな仕事ではなかったように思う。しかし私には、会社の誰かがやらなくてはいけない、重要な職種だという認識があった。業界紙の営業というと、メーカーなどに広告の出稿を依頼するわけだが、一マス1万円といった名刺広告などの営業もあった。営業というよりも業界にいる人間として、義理でお願いするという範疇の営業だったのである。決してきれいな仕事ではなかった。

業界紙の会社を退職したのち、私は専門職の職業倫理に関心を持って、多くの関連書を読み込んだ。「公務員の倫理」「技術者の倫理」「公認会計士の倫理」、果てはビジネスとはあまり関連のない「医療の倫理」なども、読書の対象となっていった。そして、私の関心は、「営業パーソンの職業倫理」というところに結実していったのである。それを集大成した文章がこの『営業パーソン読本』である。

そして、職業倫理に基づいた営業パーソンを求める企業が多くあるとすれば、雇用の受け皿としても、営業という職種を見直したいという考えが、発想として浮かんだ。営業パーソンを育成し、正しい営業活動を確立することが、雇用の受け皿として有効ではないかと思えたのである。私が考える営業および営業パーソンは、理念さえ共有できれば、誰でもが簡易に携われるものである。そういう簡易な職種としての営業パーソンの育成が、大きく言えば雇用の受け皿になり得ると思えるのである。

この『営業パーソン読本』をお読みいただき、職業倫理に基づいた営業パーソンの必要性に思い至っていただければ幸いである。そして企業(組織)の皆さんとその理念を共有し、私の考える「職業倫理として正当な営業パーソン」の人材育成を試みていただきたいと考えている。

                     2010年5月10日

                 株式会社ワイズリンク

                 代表取締役 砂田好正

 

第1章 営業活動と営業パーソンの現状    
自分をだまし、お客様をだまし、もう疲れました。   
本物の営業にもっと早く気づくべきでした。

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